SBIネオモバイル証券は、2024年1月をもってサービス終了し、SBI証券に経営統合される予定となっております(ネオモバで保有している株はSBI証券に移管)。
高配当株投資家に人気のネオモバサービスが終了になるのは痛いですね。移管先であるSBI証券は株式の定期買付はできない、ポイント利用不可等、ネオモバと同じサービスを備えているわけではありません。
今回はネオモバの代わりのサービスとなり得るポイント利用しながら1株(単元未満株)の定期買付ができる証券会社を解説します。
ネオモバサービス終了までのスケジュール
- 売買(単元株・S株)
2023年12月27日(水)約定(12月29日受渡)の注文までの予定。 - 定期買付
2023年8月28日(月)を設定日とする注文まで発注可能。
※2023年9月以降は定期買付の設定が無効 - Tポイント
【付与】
ネオモバ限定Tポイントは、2023年7月3日(月)夜間に200pt付与予定。
Tポイントは、2023年7月31日(月)夜間にサービス利用料(税抜)の 1%を付与予定。
※サービス利用料は2023年12月分まで徴収されます。
【利用】
売買(単元株・S株)取引でのTポイント利用は2023年12月27日(水)約定まで可能。
定期買付でのTポイントの利用は2023年8月28日(月)を設定日とする注文まで発注。
SBI証券のS株(単元未満株)サービス概要
ネオモバサービス終了後に移管されるSBI証券にはネオモバと同じ単元未満株の売買が可能なS株サービスがあります。ネオモバの特徴である手数料・定期買付、ポイント利用の3点と比較します。
手数料
ネオモバでは、毎月Tポイント200ptが付与されていた為、月間合計約上額が50万円以下の場合、実質20円/月しか手数料がかかりませんでした。
SBI証券では取引がない場合でも月額サービス利用料(月額最低220円(税込み)~)は発生しないメリットがある反面、売却時の手数料が高く感じるかもしれません。
【ネオモバ月額サービス利用料】
【S株(単元未満株)手数料】
- 買付手数料:無料
- 売買手数料:約定金額の0.55%(税込)
※最低手数料55円
定期買付機能はある?
SBI証券の単元株/S株(単元未満株)では、定期買付機能はありません。定期買付機能があるのは投信積立と米国株式・ETF定期買付となります。
ポイント利用サービスはある?
SBI証券の単元株/S株(単元未満株)ではポイント利用はできません。利用できるのは投資信託の買い付けのみとなります。
【SBI証券ポイント利用サービス】
ネオモバの代わりになる証券会社
カブドットコム証券(プチ株)
カブドットコム証券では、プチ株というサービスで単元未満株の取引きサービスを行っております。
- 手数料
約定代金の0.55%。最低手数料は52円(税込)
プレミアム積立買付手数料は0円 - 定期買付(プレミアム積立)
毎月の積立を金額指定(毎月500円以上1円単位)で設定 - ポイント利用
Pontaポイントの利用が可能
SMBC日興証券(キンカブ)
SMBC日興証券では、キンカブというサービスで単元未満株の取引きサービスを行っております。
- 手数料
- 定期買付(プレミアム積立)
株数指定と金額指定(100円以上、100円単位)の両方で売買が可能 - ポイント利用
dポイントの利用が可能
CONNECT証券(ひな株)
CONNECT証券(大和証券グループ)は、ひな株というサービスで単元未満株の取引きサービスを行っております。
- 手数料
株価の0.5%相当×株数 - 定期買付(プレミアム積立)
1株以上999株以下を1株単位で設定 - ポイント利用
dポイント(期間限定ポイント含む)、Pontaポイントの利用が可能
まとめ
今回は、ポイント利用しながら1株(単元未満株)の定期買付ができる証券会社を解説しました。ポイント利用は気にせず定期買付も不要の場合は、そのままSBI証券を利用して良いと考えております(今後の手数料改善にも期待有)。
ポイント利用や定期買付したいだけでなく、高配当株の口座を分けたい等さまざまな考え方があると思いますので、自分の希望に合った証券会社を使いましょう。